【女子大生】付き合っていた彼氏がストーカー男に変わり、数年間に及ぶ嫌がらせをされ続けトラウマになってしまったけど、なんとか解決できた話

【女子大生】付き合っていた彼氏がストーカー男に変わり、数年間に及ぶ嫌がらせをされ続けトラウマになってしまったけど、なんとか解決できた話

【性別】女性
【年齢】(ストーカー被害を受けた当時)
18歳
【職業】(ストーカー被害を受けた当時)
大学生

【住まい】(ストーカー被害を受けた当時)
実家で家族と同居していました





【ストーカーされる前の日常生活】
普通に学校へ行ったり、友達を遊んだり、家族と出かけてり、ごくごく一般的な楽しい高校生活を過ごしていました。




【ストーカーに気付いたきっかけ】
電話です。
知らない男の人や無言電話が頻繁にかかるようになり、これは間違いでもいたずらでもなく、その人が仕掛けてやっているんだと思い気づきました。
その後確信したのはその頃私は大学生でバス停まで自転車で通学していたのですが、自転車に自分のではない知らない鍵がかけられていたことです。

【ストーカーされた期間】
毎日のようにひどかった時期は1ヶ月です。
そのうち頻度は週1くらい、そのままだんだんと頻度は減りましたが、2年くらいはその人がやっているのではないかという出来事が続きました。




【ストーカーに気付いた時の心境】
最初は気持ち悪い、嫌だ、怒りに近い気持ちでしたが、エスカレートしていくうちにただただ恐怖にかわりました。




【ストーカーはどんな人か】
高校生の頃付き合っていた彼氏です。
同級生で17歳のときです。
DV気質があり超束縛男でした。
付き合い始めた頃は本当に普通でしたが、だんだんと決まった時間に電話をしないと怒る、
少しでも下校時間から待ち合わせ場所まで遅れると怒る、毎日のように会わないと怒る、と束縛がひどくなっていき、
たまたま下校時に中学の同級生だった男の子とばったり会い話していたところを見られた時には
引きづり回されて殴られました。
当時私は本当に無知な子供で付き合うってこんなものなの?と思っていましたが、
殴られた時にこれは普通ではない、この人は異常だと思い別れることにしました。
それからストーカー行為がはじまりました。
見た目はごくごく普通の高校生男子でしたが、
家庭環境が少し複雑だったようで、大人になった今考えると
そのあたりがあの人格を形成したのではと思っています。




【具体的にされたこと】
最初は毎日電話がかかってきていました。
当初は1日に10回も20回もかかっていました。
家族が出ると無言で切り、私がでると別れたくないといった内容のことを言ってくるので
あの人だと思った瞬間切るようにしていたのですが
ある時は自分がかけると切られると思ったからか、知らない男の人(友達?)に頼んで電話をかけてきて
私を外へ連れ出そうとするようなことを言ってくることもありました。
多分あの人の仕組んでいることだと思い、そういった電話も無視していたのですが
あまりに頻度が多いので結局家族に言い電話番号を変えてもらいました。
親や祖母にとっては数十年間使ってきていた気に入っていた番号だったので
申し訳ないことをしたという罪悪感でいっぱいでした。
電話番号を変えてから電話はぴたっと止まったのですが
今度は待ち伏せされるようになりました。
その頃私は大学生でバス停まで自転車で通学していたのですが、自転車に自分のではない知らない鍵がかけられていたり
習い事で出かけていると追いかけてきたり、いきなり角から現れたり、家の周りを何周もバイクで走ってみたり。
ある時はお風呂に入っていると窓をノックされその人がいたり、私は二階に自分の部屋があったのですが、家の屋根にのぼられたこともありました。
近所の人が見つけて連絡をくれて親が外に出ると走って逃げたので、私の部屋に入ってこられることはなかったのですが本当に怖かったです。
そんなことが毎日毎日続くので、精神的にまいってしまい、
電話番号を変えてもう電話がかかってくることはないのに
それ以降電話の音を聞くだけで怖くなり普通の電話も出られなくなったり、原付バイクの音が聞こえるだけでその人かもしれないと怖くなったり
外に出るとあの人がいるのではないかという恐怖感から、しばらく外出することも怖く、
それまでの生活と一転して家にこもりがちになってしまいました。
あれからもう数十年たちますが今でもたまに思い出したり、電話の音や原付バイクの音にビクッとしたりと
トラウマになっています。




【相談と助けてくれた人】
両親とも病気で他界していて、その頃は母親を病気で亡くしたばかりだったので
親には相談することができませんでしたが、祖母には話していました。
ですが、高齢の祖母には負担をかけたくなかったので、基本的には一人でなんとかしようとしていました。
ただ出かけた先で追いかけてきて手を掴まれた時は、大声で叫び
そこへいた他人に助けを求め、その人が自宅に電話をしてくれて
祖母が近所のおじさんを連れてきてくれて、そのおじさんが話をしてくれたことで事なきを得ました。




【ストーカー対策】
ともかく相手にしないことです。
少しの希望も持たせないことです。
話しを聞いてしまうと、まだ可能性があるのではないかと思わせてしまいます。
あとは電話番号を変えたこと、出来るだけ一人では出かけないようにすることです。




【強烈な出来事】
ずっと無視し続けていると私の部屋がある2階の部屋へ来ようとしたのか
家の屋根に登ってきたことです。
向かいの家の人が気づき電話をかけてきてくれたようで、その時はまだ生きていた父がすぐに外へ出て
逃げていくあの人を捕まえてくれました。
問いただすと「どうしても話したかったので」「好きなので」というようなことを繰り返し
それが気持ち悪くて気持ち悪くて仕方なかったです。
他人の家の屋根の上にまでのぼってまで部屋にいる私と話をしようとする執念には
恐怖しかありませんでした。
考えられません。
もしその時誰にも気付かれず部屋まできていたら、部屋に入ってきていたらと思うと
今思い出しても怖くて仕方ありません。
色々なことをされましたが、これが一番強烈に残っています。




【解決のきっかけ】
大人がいくら話してもそのような行為はおさまらず、
当時はまだストーカーという言葉が浸透しておらず警察にも相談するような窓口もなかたので、
ともかく無視し続けました。
いつかやめるだろうと耐えて耐えて耐えぬきました。
結果だんだんと頻度は減っていき、2年くらいたった頃には何事も起こらなくなりました。
その頃新しい彼氏ができて、行動を共にしていたので、直接確認したわけではありませんがそのおかげもあったのかもしれません。




【ストーカーのその後】
知らないし、知りたくもないし、同級生からもその人の噂を聞くことはありませんでしたが
それから17年ほどたった30過ぎた頃に一度郵便で手紙が届きました。
そこには今でも私ほど好きになった人はいない、また会って話したいといった内容と、携帯の電話番号が書いてありました。
私は結婚して実家で主人、子供と暮らしていたので怖くて仕方ありませんでした。
まさかまたあの人から手紙が届くなど考えてもいなかったので。
あの執着心は本当に異常です。
そのまま手紙は破り捨てて、それからは何もありません。




【現在の生活】
解決してからもう27年がたったので、今は穏やかに普通に過ごしています。
主人のような普通の男性もいるんだと思えるということは、相当なトラウマだったのだと思います。
あんな人の方がレアなんですけど…。
すっきりはしていませんし、今だにまた現れたらどうしようとふと思うこともありますが
もういい歳なので大丈夫だろう、主人もいるから大丈夫だろうと安心して毎日を過ごしています。

【学んだこと】
相手はよく見極めて付き合うこと、少しでも変だなと思うところがあれば早く別れることです。
あと、何をされても無視し続けること。
少しでも気を許したり、同情などするとすぐにつけ込んできます。



【当時の自分へのアドバイス】
よく相手をみてください。
その人、おかしくないですか?
変だなと感じるところが少しでもあるのであれば、付き合ったりしないことです。
相手の言うことを聞かなければいけないような関係は、恋愛関係ではありません。
束縛するのは好きだから、愛しているからではありません。
ただの自己欲求です。
そういうことをよく考えて相手を見極めてほしいです。