【中学男子】同級生女子から片思いされてて、ストーカーみたいだったが、きっぱり断った話
【性別】男性
【年齢】（ストーカー被害を受けた当時）
14歳
【職業】（ストーカー被害を受けた当時）
中学生
【住まい】（ストーカー被害を受けた当時）
実家で両親や妹と同居
【ストーカーされる前の日常生活】
ごく普通の公立中学校に通っており、同級生の友達も数人いた。
バスケットボール部に所属しており、休みの日は体力作りのためにランニングを欠かさなかった。
【ストーカーに気付いたきっかけ】
友人と休み時間に会話をしていると、友人が「最近、あいつお前のこと、じっと見ているみたいだけど付き合ってるのか？」と尋ねてきた。
私は大して気にも留めてなかったが、念のため次の休み時間に何気なく彼女のほうを見ると、彼女はにやっと笑っていた。
【ストーカーされた期間】
約半年間。
（友人の意見ではさらに何か月も前からストーカー的な行為があったかもしれないとのことだが、私の認識している限り約半年間である。）
【ストーカーに気付いた時の心境】
当初は私ではなく他の誰かに対してにやにやと笑っているのだと思っていた。
だから気持ち悪さはあったが特にストーカーされているという感じはしなかった。
【ストーカーはどんな人か】
クラスの違う同級生の女子で、外見はお世辞にもあまり綺麗で可愛らしいとは言えなかった。
性格は内気で友達は少ないが、いるにはいたそうだ。
小学校は同じではなかったため、この出来事をきっかけに知った程度であった。
【具体的にされたこと】
①教室のカーテンからこっそり私の姿を覗いていた、②毎朝毎晩校門の前で待っていた、③家に電話をかけてきた、④家にラブレターを送ってきた、⑤学校の下駄箱にもラブレターを入れていた、などの被害を毎日受けた。
(ラブレターは一日おきくらいのペースだった。
)
【相談と助けてくれた人】
両親には言い出し難いので、友人に相談した。
友人は念のため自分が後ろから尾行するから彼女に直接会って、はっきりと断ったほうが良いとアドバイスされた。
いざとなったら友人も止めに入ってくれるという言葉が救いになった。
【ストーカー対策】
家に帰ったら自分の部屋のカーテンを閉め切り、時折彼女が家の前まで来ていないか気になり確認を怠らなかった。
また登校する時は友人や同じクラブ活動の先輩についてきてもらうなど一人では決して行動しないようにした。
【強烈な出来事】
さっきの①～⑤が印象に残っている出来事だが、詳細は次の通りであった。
①教室のカーテンに隠れていて、私が近くを通ったら(トイレ休憩等で否応なしに毎日通る)カーテンを少し開いてじっと私の顔を見る、②毎朝毎晩校門の前で日傘を持って、私が校門前を通るとにやにやしながら見てきた、③名前(苗字)を名乗らず家に電話をかけてきて、親が出るとすぐに電話を切り、私が出ると名前を名乗り、「好きです。
付き合ってください。」と言ってすぐに電話を切る、④家に一日おきくらいにラブレターを郵送してきた、⑤学校の下駄箱にも同じような内容のラブレターを入れていた、などが強烈な印象として今でも記憶に残っている。
ラブレターの中には彼女の友人にも自分の(彼女の)恋路の手伝いをしてもらう旨記載されていた。
【解決のきっかけ】
友人のアドバイスにあるように、自分自身の口ではっきりと断る勇気がこの出来事の解決に繋がったと思う。
友人は私と一緒に会話することが多かったので、ラブレターには、●●(友人の苗字)にはこのラブレターのことは話さないでと書かれていた。
断った後も2か月に1度くらい手紙を出してきたが、放置しておくと次第に何も届かなくなった。
相手から逃げるのではなく毅然とした態度で構えることも大切だと感じた。
逃げると余計に相手を追いかけたいという気持ちが高まるということを学習した。
またいざとなれば自分のほうが体力も上背もあったので大声でどなることも考えた。
【ストーカーのその後】
ストーカー行為をしなくなってからは特に変わりない中学校生活を送り、無事に中学校を卒業した。
高校は私とは全く違うところに行ったので、再発することはなかった。
【現在の生活】
あのストーカー事件が解決してからもう24年近くなるが、今では結婚し妻子がいる。
あの事件があって以来、結婚までに何人もの女性と付き合ったきたが、とにかく相手の人格を知ることから始めた。
そして合わないと思ったら、なるべく早い段階で断るという勇気を持つことにした。
【学んだこと】
ストーカーから逃げることも大切だが、周囲に相談して早いうちに相手にお断りをすることも重要だと思った。
【当時の自分へのアドバイス】
まずは友達や担任の先生に相談しなさい。
そして彼女に対して好意がないのであればできるだけ早くお断りしなさい。
彼女のストーカー行為からただ逃げ回っているだけでは、何も解決しない。
ストーカーは被害者はたまらないが、逆に言うと異性から非常に持てる要素を持っているのだから、自分が将来出会う好きな人には自信をもって求愛やプロポーズすれば良いと思う。