ガールズバーの客が粘着ストーカーに!なじみのお客さんや友達が助けてくれて結果的に楽しかった話

ガールズバーの客が粘着ストーカーに!なじみのお客さんや友達が助けてくれて結果的に楽しかった話

【性別】女性
【年齢】(ストーカー被害を受けた当時)
22歳
【職業】(ストーカー被害を受けた当時)
ガールズバーでバイト

【住まい】(ストーカー被害を受けた当時)
マンションで一人暮らし





【ストーカーされる前の日常生活】
日中は大学、夜はカラオケの夜勤がメインのバイトで、バイト仲間の付き合いでガールズバーのバイトを掛け持ちしていた。
カラオケバイトがない日は週2くらいでガールズバーに出勤していた。




【ストーカーに気付いたきっかけ】
バイトしていたガールズバーでは暇なときは外に出てビラ配りをしないといけなかった。
5時間くらいの勤務時間内に数回ビラ配りに出た日、数日前に接客したおじさんが通りかかった。
ビラ配りに出た時に必ずそのおじさんがたまたま?通りかかって声をかけてきた。
偶然やね〜と能天気に話していたが、その直後オーナーに呼び出されて「あの人知り合い?最近店の前うろうろしてたから警察呼ぼうかと思ってた」と言われて偶然じゃなかったのか?と思い始めた。
それから出勤する度、そのおじさんと遭遇して、上がる時間も外にいるようになった。
怖いのでオーナーに自宅まで送ってもらって車で少し話してから降りると、外にあのおじさんがいた。
どこで知ったのか最終的にカラオケバイトの方にまで現れた時に確信した。

【ストーカーされた期間】
自覚してからは2週間ほど。




【ストーカーに気付いた時の心境】
1セット(40分)しかついてないので、そんなに長い間話したわけでもないのになぜ私に粘着するんだ?という疑問がまず浮かんで、オーナーからの最近店の前うろついてる発言を受けてからは背筋がぞわっとして怖いし気持ち悪いし、とにかく一人でいたくなかった。




【ストーカーはどんな人か】
性別は男性、年齢は知らないが見た目では50代くらいに見えた。
職業は聞いてないけど連れの人が部長と呼んでいた。
話したのは短い時間なので性格は図りきれなかったが、私と話すのは連れの人でストーカーしていたおじさんは静かな人だった。
1セットで2ドリンクもらえればいいほうだったのに、ストーカーおじさんは話さないくせにめちゃくちゃ飲まされた。
全然絡んでないからストーカーされる心当たりといえば、たくさんドリンクもらったから?くらい。




【具体的にされたこと】
声をかけてくるのはガールズバーの店前でビラ配りしている時だけで、その内容も本当にライトな会話。
〇〇ちゃんおつかれ、ビラ配りしてるってことは暇なの?など。
たまに暇だから飲もうよ、と営業かけても明日早いからとか理由つけて店には来ない。
ガールズバー出勤日は必ず遭遇、出勤時と退勤時にも外にいるけど話かけてはこない。
家の下にいたり、バイト先にいるときも見られてるだけで話しかけてはこないから実害はあんまりないけど気持ち悪かった。




【相談と助けてくれた人】
ガールズバーのオーナーは気にかけてくれてオーナーが店にいるときは必ず送ってくれた。
仲のいいお客さん(Aさん)に愚痴ったら危ないやつじゃん!しょうがないからオーナーいない日連絡くれたら同伴、アフターしてあげよう!と言ってくれて、気持ち悪い思いはしてるが、同伴もアフターもしてくれるて私の実入りがよくなるので助かっていた。




【ストーカー対策】
とにかく一人でいないこと。
大学行くときとかはさすがにいないけど、夜は高確率で遭遇するのでバイトに行くときはオーナーの送迎か、Aさんと同伴。
カラオケバイトの日はバイト仲間が家まで来てくれたり。
家に一人でいるのも怖かったのでバイト仲間か友人が常に家にいる状態にしてもらっていた。




【強烈な出来事】
カラオケバイトが早上がりの日、たまたまガールズバーからヘルプの連絡が入って仕方なくガールズバーの方にも出ることになったとき、カラオケバイト中外にいたおじさんが私がタクシーでガールズバーについた時にはすでにおじさんが店前にいた。
誰にも言ってないのになぜわかったんだ、と怖い思いもあったけどもはや面白くなった。




【解決のきっかけ】
解決のきっかけは危ないからと同伴、アフターしてくれていた仲のいいお客さん(Aさん)がおじさんに直接声をかけたこと。
私はそのことを後で知ったが、私がガールズバーに出勤していて他のお客さんを接客していた時に、Aさんが店の前にずっと立ってるストーカーおじさんを見つけて「あなた最近ずっとここにいるよね?〇〇ちゃんのもう一つのバイト先にも、家の近くにもいるらしいじゃん。
何がしたいの?もう警察呼ぶよ?」
って言ってくれたそうで、それからパタッと姿を見なくなった。




【ストーカーのその後】
Aさんのおかげで急に姿を見なくなったのでどうなったかは知らない。
ストーカーおじさんと一緒に来ていた連れの人はその後も店に来ていたのでそれとなく、最近一人やね〜と探りを入れたがストーカーおじさんのその後のことはわからなかった。




【現在の生活】
解決してもう8年経って、ストーカー事件後も2年ほど同じガールズバーで働いていたがストーカーおじさんは現れることはなかった。
カラオケバイトの方にも家の近くにも表れなかったし、どこかでばったりなんてこともなかった。
どこにいても必ずおじさんがいた生活の間は、怖いし気持ち悪い!という気持ちが強かったが、反面オーナーやお客さん、バイト仲間、友人、いろんな人に助けてもらってずっと誰かといたので充実して楽しかった。
このアンケートを見るまで忘れていたほどなので不安はもうない。

【学んだこと】
私は何の気なしにしている言動がもしかしたらストーカーおじさんのトリガーを引いてしまったのかもしれない、とオーナーに言われて自分の言動に気を付けるようになった。
誰にでも軽いノリで話しかけちゃうのでそういうのも良くない、いい人ばっかりじゃないんだ、と学んだ。



【当時の自分へのアドバイス】
オーナー曰く、あなたは誰にでも尻尾を振る犬だそう。
誰にでもコミュニケーションのハードルがほぼない、私と話そー!と全力で相手に向かっていく節があるそう。
いい意味で言えば懐に入るのが上手だが、考えなしに懐にはいるのはやめなさい。
相手がどういう人間かしっかり見極めてからじゃないと、危ない目を見ます。
純粋そうな犬で売るのもいいけど、したたかに懐に入りこめればもっと客つくかもよ!