中学の時クラスの男子がストーカーになった。毎日が恐怖で妹も巻き込まれそうになったけど、親の一言がキッカケで解決できた話

中学の時クラスの男子がストーカーになった。毎日が恐怖で妹も巻き込まれそうになったけど、親の一言がキッカケで解決できた話

【性別】女性
【年齢】(ストーカー被害を受けた当時)
15歳
【職業】(ストーカー被害を受けた当時)
中学3年生

【住まい】(ストーカー被害を受けた当時)
実家で親と妹と同居





【ストーカーされる前の日常生活】
家でも問題は特になく、学校も普通に通い、クラスメイトや他のクラスの子とも日々楽しく生活をしていました。




【ストーカーに気付いたきっかけ】
クラスメイトの男子なのですが、特に告白されたとかでもないのに気付くとそばにいたり、目が合ったりして気持ち悪いと思っていました。
そのうち、「昨日、どこどこにいたね。」と、よく言ってくるようになったので、もしかして…と思いました。

【ストーカーされた期間】
約1年くらい




【ストーカーに気付いた時の心境】
始めは気持ち悪いと思っていましたが、私の妹にまで声をかけて私のことを聞いたりしてると妹の口から知り、恐くなってきました。




【ストーカーはどんな人か】
クラスメイトの男子です。
勉強はあまりできませんでしたが、クラスの中ではひょうきんなムードメーカーで人気がある方でした。
外見は間寛平さんのような感じで、中学3年15歳です。
三学期に入った頃に、「卒業するまでにお前の唇を奪ってやるからな」と言われた時には、本当に気持ち悪くて襲われるんじゃないかと恐怖でした。
ストーカーなので、私に好意はあったからなんだと思います。




【具体的にされたこと】
クラスメイトなので、学校はいつもですし、ほぼ毎日です。
気付くとそばにいることが多かったのですが、その距離感が気持ち悪いほど近すぎてビックリすることが多かったり、時々、プライベートでも翌日になると「昨日はどこどこにいたね」と言われることが多々あったので、どこか影で見ているのかと思うと本当に恐怖でした。
家を知られたら終わりだと思っていたので、本当に辺りを気にしてから帰るようにしていたのですが、ある日、近所の公園で遊んでいる妹に声をかけたらしく、私のことを色々と聞かれたと、妹が帰宅して私に教えてくれた時には、本当に恐かったです。




【相談と助けてくれた人】
当時はまだストーカー規制法なんてものはなく、本当にどうしたらいいのかわからなくて恐かったです。
友達に相談するのも、クラスメイトの男子ということもあって凄く言いずらく、最初はひとりで耐えていました。
ですが、妹まで巻き込まれたら、妹にまで危害加えられても嫌だったので、親に相談しました。
親はすぐに相手の親に連絡をとったようで、それから徐々に落ち着いていったので本当に良かったです。




【ストーカー対策】
とにかく、人気が少ない場所には行かないようにしていました。
もし襲われたら…と考えると、性的暴行だけでなく、命もとられたら恐いというほど恐怖があったので。
あとはなるべく一人ではいないように心がけていて、一人で出かける時はすぐに逃げられるように自転車を使うようにしていました。
外出する時も帰宅する時も、ついてきていないか、そばにいないか、家をとにかく知られたくないので物凄く慎重に、わざと遠回りをして帰ったりとかなど、精神的に追い詰められながら気をつけていました。




【強烈な出来事】
学校の掃除当番で、その人と同じ図書室の当番になった時、ただえさえ死角の多い図書室で恐怖でしかありませんでした。
ちょうど二人きりになってしまった時があって、早く掃除を終わらせてしまおうと思っていたら、後ろから押し倒されてスカートの中に手を入れられそうになり、恐怖で声が出なくてただただ抵抗していたら、ちょうど先生が見回りに来て助かったという出来事がありました。
先生は多分、気付いていたと思いますが、その後は特に私に対してその時の話をしてくることはなかったです。
でも、先生が来て私達を引き離してくれなかったら、どうなっていたのかと思うと、本当に恐かったです。




【解決のきっかけ】
解決したきっかけは、卒業後に近所中に私をかぎまわってる人がいると噂になりつつあった時、私も親に相談をしたので親が相手の親と連絡をとってくれたあたりからです。
注意をしてくれた頃から状態は収まりつつあったのですが、それでもまだしつこくしてくる本人に対して、親が直接、「これ以上しつこくしてきたら、警察に突き出します」と言い放ってくれ、それからピタリと現象がおさまりました。
卒業してから半年くらいたってからだったと思います。




【ストーカーのその後】
その後、一切、連絡をとることは当然していませんし、卒業してからでしたのでわかりません。
ただ、トラウマで、まだどこかで見ているかも知れない。
ついてきてるかも知れない。
という恐怖はありましたが、直接何かあったとかされたとかはないので、どうなったかはわかりません。




【現在の生活】
私ももう45歳となりました。
当時は15歳の話ですし、現在はもう私は他県で暮らしていますので、当時のストーカーに関しては全く不安はありません。
当時の生活のことを考えると、毎日が恐怖でビクビクしながら過ごしていましたので、それを考えると今は凄く気持ちはスッキリして過ごせています。

【学んだこと】
ストーカーというのは、今でこそ規制法ができましたが、当時はストーカーというものすらそんなに耳にすることはない時代。
ストーカーというものは、恋愛のもつれからなるものだと思っていたのですが、当時もそうですけど私は全く恋心も持っていない相手でしたし、勝手に相手が思って相手がしてきたことなので、恋愛で気をつけるだけではなく、そんなこともあるんだと学びました。



【当時の自分へのアドバイス】
全く興味のない男子だったからまだ良かったけれど、とにかく恐怖を感じるような行為をされたのなら、勘違いされるような行動は絶対に避けること。
ちょっとでも目が合っただけでも、自分のことを見てくれている。
自分のこと好きなんだ。
と、勘違いされて本当に厄介になってしまいます。
そして、少しでも助けが必要だと思ったら、友達に言えないことは、真っ先に親に相談することが一番だと思います。
自分の一番の味方は親しかいません。
親に言いずらかったら、相談しやすい人に相談する。
そういう人を一人でも作って下さい。
そうでなければ、まずは親に助けを呼びかけて下さい。