別れた彼氏がネットストーカーになって、私のSNSを定期的にハッキングした。学校の先生にも相談して法的書類で解決したお話。

別れた彼氏がネットストーカーになって、私のSNSを定期的にハッキングした。学校の先生にも相談して法的書類で解決したお話。

【性別】女性
【年齢】(ストーカー被害を受けた当時)
18歳
【職業】(ストーカー被害を受けた当時)
高校三年生

【住まい】(ストーカー被害を受けた当時)
実家で親と同居していました。





【ストーカーされる前の日常生活】
普通科高校にいっており、家族や友達も普通にいました。
授業が終わると友人と部活に行き、その後一緒に帰っていました。
受験が近づいていました。
その時にお付き合いをしていた人もいました。
その人とちょうどわかれた後にストーカー被害にあいました。




【ストーカーに気付いたきっかけ】
私がうけたのはネットストーキングです。
それが発覚したのは、私のSNSのアカウントが何者かにハッキングされたことです。
当時Twitterを利用していたのですが、ある日突然アカウントからログアウトされていました。
不審に思って再度ログインすると見覚えの無いログインがありました。

【ストーカーされた期間】
約1ヶ月程度です




【ストーカーに気付いた時の心境】
とてつもなく恐ろしくなりました。
心臓がバクバクして仕方がなかったです。
気持ち悪さも感じていたのですが、それ以上に「なぜここまで私に執着するのか」がわからない恐怖心がありました。




【ストーカーはどんな人か】
ストーカーは私の元カレで、元クラスメイトでした。
スラッとしたきれいな顔立ちの男子でしたが、内気な性格で若干不登校ぎみでした。
私と付き合いはじめてからは、ほぼ毎日学校に来るようになりました。
受験がきっかけで別れることになったのが、とてつもなく気にくわなくなったのだとおもいます。
そして当時わたしがSNSで繋がっていた人が、わたしを奪うのではないかという妄想をしたのだと思います。




【具体的にされたこと】
Twitterで見覚えの無いログインが三回くらい繰り返された辺りで、公衆電話から着信があり、出ると「元気だった?君のTwitterのアカウントの中身見ちゃった!あのDMで話していた人は誰?」と元カレの声がして恐ろしく感じました。
その後も休日に塾の前や、私の自宅の最寄り駅で待ち伏せをされたり、毎日校内や帰り道に付きまとうようになってきました。
元々がクラスメイトというのもあったのですが、本当に不愉快で、SNSのハッキングされたときはとても衝撃的でした。




【相談と助けてくれた人】
母親や学校の先生に頼りました。
母親の「何も気にしなくていい。
私がいるから」
という言葉や「なにかあっても貴方は悪くない」と言ってくださった先生方の言葉がとても救いになりました。
学校や塾に行くときに必ず母が送り迎えをしてくれたこともとてもありがたかったです。




【ストーカー対策】
まず、学校の先生や親に事情を説明して助けを求めました。
それから、なるべく一人で行動しないように、校内も帰り道も事情を知っている友達についてきてもらうようにしていました。
SNSもアカウントの強化をしたり、アカウント削除をしたりしてハッキングされないように気を付けました。




【強烈な出来事】
ストーカーに塾の場所を教えていないはずなのに、塾の前で待ち伏せされたのが一番怖かったです。
塾でプリントの写真を撮ってそれをTwitterで繋がっていた他の友達に送ったときに、ハッキングされてバレてしまったみたいです。
塾が8階なのでエレベーターを使って降りるのですが、エレベーターを降りた後に彼が見えてすぐさま引き返したのを覚えています。
とてつもなく怖かったし、からだが震えて声が全くでなかったのをよく覚えています。




【解決のきっかけ】
親と学校の先生に相談しました。
最初学校は「個人間の問題」としてなかなか解決のために行動を起こしてくれませんでしたが、母の説得により、学校を介してストーカー側の生徒の両親と交渉することが出来るようになりました。
最終的には、今後一切接触しないようにという内容の法的書類を学校を介してやり取りをし、一応解決ということになりました。
ハッキング対策のため、Twitterアカウントは全て削除、電話番号を2回変えました。




【ストーカーのその後】
全くわかりません。
同じ高校を卒業した後は連絡も取れなくなりました。
彼が当時、情報系の大学に進学することを目指していたので、多分その大学にいるのではないかとおもいます。




【現在の生活】
解決してから3年が経ちました。
その後ストーカーの件で勉強が出来ていなかったので一浪して、行きたかった大学に進学しました。
高校から大学に切り替わったことで生活は変わりました。
相手が今どうなっているのかわからないのが少しだけ残念ですが、私は今の生活にすごく満足しています。
ただ、恋愛に少しトラウマが出来てしまいました。

【学んだこと】
人間の執着心の強さ、それからSNSのハッキングなどの恐ろしさについて学びました。
そして、どんな人でもストーカーになり得るのだということもわかりました。



【当時の自分へのアドバイス】
なにか異変があったら、すぐに親や学校に相談すること、SNSのアカウントのパスワードはしっかり設定して誰にもバレないようにすること、学校では友達と常に行動しておくこと。
そして、お付き合いをしたときに変に気を持たせたまま別れたりしないこと。
ストーカーの被害にあったのは、ワタシが悪いのではなく向こうが悪い。
付きまとわれたからと言って自分を責めないでほしいし、自分の力だけで無理矢理解決しようとしないでほしい。
まわりに人がいるからちゃんと助けを呼んでほしい。